“キムタクアレンジ”は「口パクじゃねーぞ!」アピール!? 『アフター6ジャンクション』で木村拓哉がぶっちゃけ

 ヒップホップグループ・RHYMESTER宇多丸がパーソナリティを務めるラジオ『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)に、木村拓哉がゲスト出演した。8月24日に公開される映画『検察側の罪人』についてのインタビューが中心となったが、木村と宇多丸のあけすけなトークがファンの間で話題になっている。

 宇多丸はまず、「ボクが考える木村さんらしさっていうか、カッコいいところ」について語り始める。木村が魅せるパフォーマンスや演技は、必ず木村なりの“アレンジ”が入るとし、「そのアレンジの密度具合が、すごいキムタクっぽい」と熱弁。「自分なりになにかしてこうっていうのは毎回(考えているのか)」と聞かれた木村は、「アレンジを加えるという感覚はそんなになくて……」と言って言葉に詰まる。そして「じゃあハッキリ言いますね。『オレ、口パクじゃねーぞ!』」と証明するため、アレンジを加えているとぶっちゃけた。さらに続けて「『どうせ歌ってないんじゃねーの?』って思われがちなところが結構あるので、『そうじゃねーぞ』っていうアピールかな」と、アイドルが世間から厳しい目で見られてしまう現状と合わせて、アレンジを加える理由を語っていた。

 また、さまざまな職業を演じてきた木村ならではの“俳優論”を語る場面も。映画で共演した嵐・二宮和也は、現場に入る前に入念な準備をしたり、役作りをしたりするタイプではないらしく、木村とは対照的なのだという。そんな二宮を「ある意味天才」としながら、一方で木村は「実際にその現場で働かれている人たちに失礼のないようにしたい」という気持ちが常にあり、演じる職業について「ある程度のことをできるようにしておかないと、気が済まないというか。怖いですよね、現場に入るのが」と明かした。数々の大作で主演を務めてきた木村が背負ってきた責任の重さを感じずにはいられない発言であった。

 およそ60分間にわたって映画談義を繰り広げた木村と宇多丸だったが、ラジオリスナーがドキッとする場面も。宇多丸がパーソナリティを務めるラジオには映画評コーナーがあり、リスナーから非常に人気が高い。というのも、絶賛だけでなく酷評も正直にし、歯に衣着せぬ物言いが信頼されているのだ。そんな宇多丸は、木村が主演を務めた映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年)をラジオにて酷評。本作に木村を起用したことについても、「かなり食い合わせが悪い」と語っており、非常に厳しい評価をしていた。

 そんな過去について、「木村さんのとある主演作を酷評したことは、あります!」と木村の前で自ら触れた宇多丸。これに木村は「お~……」と反応し、「その意見はその意見ですから。(放送を)聞きたいな~」と明るくコメントする余裕を見せ、宇多丸を恐縮させていた。

 しかし、木村を酷評できるのも、宇多丸が木村のファンであるがゆえのよう。宇多丸は最後に「今回(の映画は)特にターニングポイントとして大きいと思いますけど、依頼する側が“キムタク”ってイメージに縛られすぎてるのかもしれないですよね、ひょっとしたらね。本当はもっと幅出せるのに、もしくは変化しうるのに。だから『ビビッてないでオファーせい』ってね。ご本人やる気ですよ」と饒舌に語り、木村は笑いながら「いやあ、代弁ありがとうございます」と感謝。非常に良い雰囲気で対談を終えたのだった。

 他にも、木村が好きな俳優や映画の話、共演者とのエピソードなども盛りだくさんだった『アフター6ジャンクション』。映画の公開がますます楽しみになる放送であった。