堂本剛は「KinKi Kidsだから」コンサートができない?――知っておきたい“野外”と“ドーム”の大きな違い

KinKi Kids

 10月2日、KinKi Kidsのファンクラブ会員宛てに、「ドームコンサート」についてある知らせが届いた。KinKi Kidsは1998年から毎年、年をまたいでドームツアーを行っており、ジャニーズファンの間では“風物詩”と言っていいほど、恒例化している。しかし、会員宛てのメッセージには「一旦、今年のドームコンサートはお休みさせていただこう、という結論に至りました」とあり、ドームコンサートの連続開催記録を一度ストップさせると伝えている。

 この結論は、昨年、堂本剛が突発性難聴を発症したことが関係しているようで、「皆さまにご心配をおかけした堂本剛の症状は、少しずつ回復に向かっているものの、ドームクラスの公演の音圧に耐えうるまでは、残念ながら、まだ回復しておりません」と報告したあと、「KinKi Kidsとしてのパフォーマンスに制限がかかり、万全な形をお見せすることが出来ない」という理由から決断したとつづられている。

 17年12月16日~18年1月1日に東京ドーム・京セラドーム大阪で行われたコンサート『KinKi Kids CONCERT 20.2.21-Everything happens for a reason-』では、剛の体調を考慮し、オーケストラとのコラボレーションを主体としたステージが繰り広げられた。いつもとは違う演出に喜ぶファンもいたが、「オーケストラ演奏とはいえ、結構な爆音だった」「オーケストラかなり迫力あったけど、剛くんの耳は大丈夫だったのかな?」と剛を心配する声も少なくなかった。

 長年続いた恒例のコンサートを休まざるを得ない剛の病状には、「剛くんなんとか完治してほしいけど、やっぱり難しいのかな……すごく心配だよ」「今年はコンサートないのかあ。正直残念な気持ちはあるけど、なによりも剛さんの耳が大事だからね」「KinKi Kidsはドームコンサートやらないんだね。剛くんの耳のこと考えるとしょうがないかあ。1日も早くよくなりますように!」と、ファンも心配を隠せないよう。

 その一方で、剛は今年、ソロ名義のENDRECHERIとして野外音楽フェス『SUMMER SONIC 2018』『イナズマロックフェス』へ出演するなど、音楽活動は精力的に行っていた。そのため、一部ファンの間では「剛さん大変だとは思うけど、今年ソロでコンサートやったよね? KinKi Kidsじゃできないって、正直謎」「剛ソロでフェス出てるのに、KinKi Kidsのドームはできませんって……そりゃないでしょ!?」という意見も。

 確かに、同じ音楽活動として見れば、ソロで行った野外フェスも、KinKi Kidsとして行うはずだったドームコンサートも変わらないように思えるが、「野外」と「ドーム」では、実は大きな“環境の差”があるようだ。わかりやすい例として、今年8月21日に東京ドームで行われた「ロッテ対西武」のプロ野球の試合で、埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督がロッテの応援について笑いながらこう語っている。

 「本当にうるさい。屋根があるところでのロッテの応援はたまらんわ。ピンチでも何でもないのに、ピンチになるし。サッカーのスタジアムじゃないんだから」

 この日は千葉ロッテマリーンズ球団誕生から50周年を記念した『LOTTE50th記念試合』だったため、ロッテファンがスタンド席を埋め尽くしていたことも「うるさい」と言われる原因だったと思われるが、「野外」と「ドーム」の違いが深く関係していたよう。ロッテは野外のZOZOマリンスタジアムを専用球場としており、ファンは屋根のない野外球場で応援することが多い。野外では気にならないロッテの応援も、屋根のある東京ドームでは音が球場内に篭り、「うるさい」と言われるほどの大音量になってしまうのだ。これを剛の野外フェス参加とKinKi Kidsのドーム公演にあてはめて考えれば、「野外はできてもドームはできない」理由が見えてくるだろう。

 年に一度のコンサートを楽しみにしていたKinKi Kidsファンには残念がる人も多い。しかし、今後の活動を考え、まずは剛の耳に負担をかけないことを最優先にしてほしい。