Sexy Zone中島健人×遠藤憲一の掛け合いが最高! 『ドロ刑』第2話で中島が見せた、“コメディ俳優”としての才能

『ドロ刑-警視庁捜査三課-』公式サイトより

 Sexy Zone中島健人が主演するドラマ『ドロ刑-警視庁捜査三課-』(日本テレビ系)の第2話が、10月20日に放送された。平均視聴率は8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となり、初回の11.8%でから3.2ポイントの大幅ダウンに。第3話以降の視聴率にも注目が集まっている。

 同作は、今年1月に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載が始まったばかりの、福田秀の同名コミックが原作。中島が演じているのは、仕事よりもプライベートを優先する新米刑事・斑目勉。そんな彼の“相棒”は、伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)。刑事と泥棒がコンビを組み、軽妙なやりとりを見せながら事件を解決する、異色のバディドラマだ。

 第2話では、“精鋭”を集めた警視庁捜査三課の新設部署「13係」に異動した斑目が、張り切って初出勤してくる場面からスタート。実力が認められ大抜てき……と思いきや、13係の実体は、“お荷物刑事”の寄せ集めだったことを知り、ガッカリする斑目だった。そんな中、係長・鯨岡千里(稲森いずみ)が持ち込んだ最初の事件は、住人が寝静まった家で盗みを働く忍び込みの泥棒による犯行。手口捜査のプロだが、極度の人見知りである細面隆一(野間口徹)は、その犯行手口から、通称“黒蛇”こと大堂吾郎(笹野高史)の犯行と推測する。

 「大堂」という名前を聞いた勝手田利治(丸山智己)は、なぜか1人だけ犯人逮捕に異常なやる気を見せて、執拗に彼を追う。一方、やる気が出ない斑目は、街行く人をぼんやりと眺めているだけ。そんな斑目の前に、突然煙鴉が現れる。煙鴉は斑目に大堂のヤサ(住居)を教え、13係はその情報を頼りに、大堂の逮捕に大きく一歩近づく。しかし、なぜかそこへ神奈川県警が現れ、13係の動きを邪魔しようとする。神奈川県警と警視庁、どちらが先に大堂を逮捕できるのか……。

大御所俳優にも怯まない、中島健人の演技がイイ味に

 第1話に引き続き、行きつけのバーでの斑目と煙鴉の掛け合いは、息がぴったりで本作の大きな見どころとなっている。13係に異動したことは斑目にとってショックだったようで、「な~にが精鋭ぞろいだよ、13係、はあ〜?」とヤケ酒して酔いつぶれてしまい、煙鴉が肩を貸して会計を立て替え。そのとき、頬を赤らめながら煙鴉に絡み、「けむちゃん〜。けむけむ」と煙鴉の髪の毛をモシャモシャと撫で回す斑目がキュートだったとファンの間で話題に。「ケンティーって酔ったらこうなるのかなぁ~」「酔って絡んでるのかわいすぎる」「酔って絡まれたい」と、あまりの自然な演技に中島が酔った姿を想像した人が多かったようだ。

 また、別の日の夜には、チームプレーの大切さを諭す煙鴉に、斑目は「チームプレーって大嫌いなんですよ。所詮キレイごとじゃないですか」「昔、サッカーやってて……正直下手だったんですよ……」と語り始める。かつて試合でミスをしてしまい、責任を取らされて二度とシュートを打たせてもらえなかったという、斑目の悲しい過去を吐露するシーンは、このドラマでは珍しくしんみりとしたシーンに。その後、「つらかったな。いつの話だ?」と同情する煙鴉に対し、斑目は「“年長”さんです」と間の抜けた返答をする。これに煙鴉が「オイ、幼稚園の話ず~っと引きずってんのか!?」とツッコミ。非常にテンポのいい会話が繰り広げられており、2人のコンビネーションの良さを象徴する場面だった。

 煙鴉を演じる遠藤とは、30歳以上も年が離れている中島。役者としてのキャリアにはもちろん大きな差があるが、遠藤という大ベテランを前にしても、中島が臆することなく自由に自分らしい演技を見せており、遠藤もそれをあたたかく受け止めている、いい雰囲気が画面から伝わってきた。遠藤だけではなく、稲森演じる鯨岡に対しても、斑目は第2話の序盤で「おばちゃん」呼ばわりしており、今後さらに遠慮のないやりとりが見られそうな予感だ。年上の実力派役者揃いの中で、伸び伸びと斑目を演じている中島。今後、“コメディ俳優”としての才能も開花していきそうだ。

(亀井百合子/ライター)