King&Prince平野の躍進に、脇枠でも光るアイドル……映画ライターが選ぶ「2018年ジャニーズの重大トピック」

映画『ういらぶ。』公式サイトより

 歌にダンスに芝居に……あらゆる芸に長けている人の多いジャニーズタレント。俳優として高く評価されている人も多く、映画界でもジャニーズは引っ張りだこ。そこで今回は、映画ライターの熊谷真由子さんに、映画界から見た2018年ジャニーズを振り返ってもらい、気になるトピックを5つ挙げてもらいました。

 ★並みいるライバルを破って、あの映画が興行収入ナンバーワンに!

 低予算ながら異例の拡大ヒットとなった『カメラを止めるな!』、カンヌ映画祭で最高賞にあたるパルム・ドールを受賞した『万引き家族』、シリーズ史上最高の興行収入になった『名探偵コナン ゼロの執行人』などの注目作が揃う中、2018年のナンバーワンヒットとなったのが、興行収入92億円超を叩き出した『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』。ドラマシリーズがスタートした2008年から10年にして初めての劇場版。山下智久はじめ、新垣結衣、戸田恵梨香、浅利陽介、比嘉愛未という仲間たちがひとりも欠けることなく顔をそろえたのは、シリーズを見守ってきたファンにはうれしい限り。常に冷静沈着でクールな凄腕外科医・藍沢を演じた山下の存在感や華はさすがという言うべき。こうしたハマり役を得られることは役者として大きな強みになるはずだ。

★King&Prince平野紫耀が大躍進

5月にデビューするや飛ぶ鳥落とす勢いで売れっ子になり、前年と比べもっとも検索数が急上昇した人や物に送られる、「Yahoo!検索大賞2018」の大賞・アイドル部門賞にも輝いたKing & Prince。その絶対的エース・平野紫耀は、今年、主演映画『honey』と『ういらぶ。』が公開されるというメモリアルイヤーに。両作とも少女マンガ原作のラブストーリーで、『honey』では料理が得意で一途なヤンキーを、『ういらぶ。』では好きな子に素直になれない“こじらせ男子”を、「かっこいい」と「かわいい」の絶妙なバランスで好演。特に11月に公開された『ういらぶ。』は、初登場で『ボヘミアン・ラプソディ』と『ヴェノム』に次ぐ第3位という好発進で、トップ10内に6週連続ランクイン、すでに興行収入7億円を突破した。さらに『ういらぶ。』のプロモーションで平野が表紙に登場した映画雑誌は軒並み重刷がかかり、その人気の凄まじさを知らしめた。キンプリはもはや、経済を動かす存在に!

★これまで本格的な絡みがなかった木村拓哉と二宮和也がまさかの共演

 これまでドラマでも映画でも絡みがなかった木村拓哉と嵐・二宮和也の初顔合わせで大きな話題になった社会派サスペンス『検察側の罪人』。厳しい演技指導で知られる原田眞人監督のもと、木村は凄腕のエリート検事・最上、二宮は最上と対立する若き検事・沖野という役どころで火花散らす演技バトルを繰り広げた。これまで見たことがないような凄みや気迫、絶望がないまぜになった怒りや悲しみなど、揺れ動く感情を見事に表現していたふたりの芝居。己の信じる正義に堕ちていく木村が黒い炎だとしたら、司法に則って攻めていく二宮は冷たい炎といった様相で、やはりスクリーンという大きな画面でこそ映えると実感。他にも並みいる映画界の名監督のもと、ふたりがどんなふうに“料理”されるかがまた見てみたい。